ギターのための新しい運指法と読譜法  
講師:吉岡靖高
形式:通学個人レッスン 料金/通信A 料金/通信B 料金
年間22回(水曜日、月2回レッスン、1月、8月のみ1回レッスンとなります)
場所:三宿スタジオ
教材:濱瀬元彦著『ギター・ベースのための読譜と運指の本:理論編』『ギターのための読譜と運指の本:実技編』(全音楽譜出版社)
受講条件:初心者も可、自分のギターをレッスンに持参できること
期間:一年以上(受講者により不定)

読譜法について 濱瀬元彦

読譜という問題
 読譜の問題はほとんどの方にとって切実な問題だと思います。必要性が強調される一方、明確な方法が提示されてきたわけでもありません。また、読譜をクラシック音楽の基礎教育の問題に還元はできません。ソルフェージュは楽譜から音程変化を読みとり旋律化を行う訓練ですが、読譜演奏は器楽固有のプロセスが参入してくるため、各楽器固有の訓練が必要となるからです。ここに問題の本質があります。

タブ譜について 
 アマチュアの間ではタブ譜という特殊な記譜法が流通しています。このタブ譜は通常の五線譜形式では表せない弦楽器の指板情報を直接表記する点が特徴です。この方法はある意味で弦楽器による読譜の困難さを解決しています。五線楽譜は音程変化の情報しか記述していませんが、タブ譜は演奏情報も記述しているということが重要な違いです。しかし、タブ譜は実際には以下の四つの問題を持っています。
 第一はタブ譜が仕事に使われるということは現実にまず有り得ないこと。
 第二はタブ譜と五線楽譜の表記に互換性がないため主にタブ譜に偏り、五線楽譜の読譜力が欠如する傾向を生むこと。
 第三に、タブ譜で示された運指はたった一つの方法でしかなく、必ずしも最良の運指であるとは限らないこと。

 弦楽器における読譜力とは五線表記の楽譜から弦楽器の演奏へ自力で変換する能力です。
 つまり第四の問題はタブ譜によってはこの最も重要な能力を養うことはできないこと、です。

連続シフト概念による読譜法の概要
 私の読譜法の根幹になっているのは連続シフトという概念です。この方法によって通常の楽譜からタブ譜で示される指板選択情報を自分で読みとる能力を養成することができます。次のような二点の理解を前提としてなりたちます。
 第一はポジションと調性、基本的音素材との関係。
 第二はポジションの連結です。
 つまり、音楽的な知識と器楽的な練習を一体化し、音素材と器楽的な関係を密接にすることにより五線譜からポジション選択とポジション移動の情報を見つけ出す能力を養う、という方法です。詳細については、拙著『ギター・ベースのための読譜と運指の本:理論編』(全音楽譜出版社)をご覧下さい。

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