ベース・アドバンスト科 I 奏法
講師:濱瀬元彦
形式:通学個人レッスン 料金 /通信A 料金 /通信Bなし
年間22回(木金土曜日、月2回レッスン、1月、8月のみ1回レッスンとなります)
場所:三宿スタジオ
教材:濱瀬元彦『基礎演奏技術論』(LUNG Inc.)
期間:一年から三年(ベース・アドバンスト科カリキュラムIIと並行して修得)

奏法の確立されていないエレクトリック・ベース
 エレクトリック・ベースは僅か三十年そこそこの歴史しかありません。ジャコ・パストリアスを代表とする幾人かのベーシストにより、1970年代の後半、そのテクニックは劇的に進歩しました。一方、現在もその奏法は百人の演奏家がいれば百の方法があるといった状態で、標準的奏法が確定されているわけではありません。

ジャコ・パストリアスの技術的変革
 私見ではエレクトリック・ベースの歴史上、最も大きな変革を行ったのはジャコ・パストリアスです。技術的な部分に限定すれば彼の奏法がそれ以前と最も異なる点は、第一に左手の薬指を含む四指をギターと全く同じように使ったこと(コントラバスでは薬指を使わない)、第二に弦高を従来よりもはるかに低くし、テンションをゆるくした新しい音色をフレットレス・ベースで示したことです。特にピチカートは従来にない精度が必要となったことにより、この技術を大きく飛躍させました。


ピチカート奏法
 本講座ではまず、このピチカートの方法を詳細に論じ、指導します。本講座のピチカート技術は弦高の低い楽器でもびびらない音量のある奏法、人指し指・中指が必然的にもつ欠点をどのように克服するかという二つの観点で構成されています。このピチカートは当然、あらゆるスタイル、ジャンルに適用でき、特に正確なリズムと美しく豊かな音色を必要とするスタジオ・ミュージシャンや技術の限界に挑戦するインプロヴァイザーに最適です。


左手奏法
 本講座の左手奏法は基本的にはコントラバス、チェロの流れをくむ弦楽器奏法に基づいています。しかし、コントラバスの運指法は原則として薬指を使わないため現在の水準のエレクトリック・ベースの運指法にはなり得ません。薬指を使った新しい左手運指法は、運指法と読譜法カリキュラムの実施の中で定着が図られます(運指法と読譜法解説参照)。フレッテッド・ベース奏者とってはもとよりフレットレス・ベースの演奏者にとっては他で得ることのできない成果が得られることでしょう。

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