ベース・アドバンスト科 IIIb リズム・コンストラクション
講師:濱瀬元彦
形式:通学個人レッスン 料金 / 通信なし
年間22回(木金土曜日、月2回レッスン、1月、8月のみ1回レッスンとなります
場所:三宿スタジオ
教材:書き下ろし   
対象:エレクトリックおよびアコースティック・ベース、その他の楽器も可
受講条件:基本的な読譜能力を有すること。
期間:一年以上(能力差により変化)

 自分が弾き馴染んだベース・パターンならば、力強いリズムを弾き出せるのだが、楽譜に書かれた音符や人に指図されたベース・ラインを弾くときに、全く状況が変わってしまってどう弾いたらよいのかわからなくなってしまうと言う体験が誰にでもあるんではないでしょうか。こんなとき記号通りにリズムを刻むだけで、自分が死んいるような感じに陥り、音楽を演奏している気になれないものです。自分が生き生きとしたリズムで弾いたと思える場合と、楽譜に指示されているものなどを弾くときに感じる違和感や疎隔感は何に原因しているんでしょうか。この問題を解決することを目的にしているのがこのカリキュラムです。
 私は『ベースライン・ブック』に書きましたようにベース・ラインのレッスンでは強拍と弱拍の関係を重視してカリキュラムを構成してきました。ベース・ラインの基礎として8分音符、三連音符、16分音符を最小単位とする4/4拍子の形式の中で強拍と弱拍の役割を実技として訓練します。リズムは非常に多様な形態を見せますが、本質的には強拍の省略、均質化、その複合によって現れる遅延というような要素によって見かけ上が変化するだけなのです。実際には強拍と弱拍の単純な構造に変わりはありません。
 そして、あるとき読譜に対してもこのようなベースラインで積み重ねてきたリズム的な訓練の方法がそのまま適用できることに気づきました。そしてその効果が絶大なのです。この方法によって演奏したものと通常の演奏は全く別のものと言っていいどに違います。それくらい効果が大きい方法です。
 エレクトリック・ベースの読譜は通常の意味では、リズムと音程を解読し、ポジションを適切に選択していけばよいのです。しかし、この方法ではグルーブは表現できません。本カリキュラムの目的はどのようにすれば生きたリズムが生まれるかを技術的に指導する点にあります。これはひとつの新しい奏法なのかも知れませんが、実際には普通の二本指のピチカート奏法です。別に特殊なものではありません。私が最初に指導するピチカートそのままです。ただし、右手をドラムのように使い、また別の見方をするとダンスとも通じる部分を持つ奏法であるといえるでしょう。ベーシストにとってリズムをどのように表出するか、というのは永遠の課題ですが本カリキュラムはその一つの解答ということができるでしょう。(濱瀬元彦)。

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