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濱瀬元彦プロフィール

濱瀬元彦(はませ・もとひこ)

 

1952年~。慶応義塾大学中退。
1976年よりアコースティックおよびエレクトリック・ベース奏者として土岐英史、鈴木勲、益田幹夫、秋山一将、清水靖晃、ジョージ大塚らのジャズ・グループで活躍。多数の録音参加作品を残す。演奏家としてはフレットレス・ベースの新しいスタイルを確立した。1982年に実験的音楽ユニット「ラーゲル」を結成し、1985年まで音楽の新しいフォーマットを摸索し続けた。その後、ソロ活動を開始し、5つのソロアルバムを発表している。

 

2008年より自身の楽曲を生演奏のみで再現するユニット「濱瀬元彦 E.L.F Ensemble」を結成し、2020年までライブ演奏活動を行った。
2018年、欧州の音楽市場ニーズに応えStudio Muleレーベルより新レコーディング盤『INTAGLIO』『REMINISCENCE』を、CDとレコード盤でリリース。
2020年にはスイスのWrwtfww Recordsレーベルより『Notes of Forestry(樹木の音階)』『Anecdote』『Technodrome』を、CDとレコード盤で再リリースした。
2020年9月、PRHYTHM "Circle of Friends"Secret Autumn Equinox Sound Ceremonyに迎えられ、ソロ演奏にて出演。
2022年、『Technodrome(1993年)』の再構築・新ミックス版として『Technodrome variant』をリリース後、濱瀬元彦名義で、デジタルと生演奏を融合したワンマンソロLIVEを再開。
2024年現在、L.A.のdublabやヨーロッパ市場からのオファーなど、海外からの注目が再燃している。

 

音楽理論書では、『ベースライン・ブック』(1987)でベースラインに関する理論、『ブルー・ノートと調性』(1992)で即興演奏、作曲のための全く新しい調性理論、『読譜と運指の本(理論編・実技編』(1996)で読譜のメカニズムを解析し、弦楽器の読譜・運指に関する新しい理論を提出。『チャーリー・パーカーの技法』(2013)では、チャーリー・パーカーの即興演奏語法について、長期に亘って行った600曲以上の採譜・研究データを基に、演奏家の立場で、類例のない本質的構造分析を行っている。